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夏目友人帳 第一巻
花とゆめコミックス 緑川ゆき原作
非常に柔らかい線で描かれた絵です。
アニメが始まるというので
アニメを見る前に原作を何気なく手に取りました。
そうしたらこれがまた・・・・
こんなに癒し系の作品も久しぶりかも〜という感じ。
第一話は主人公夏目が逃げているシーンから始まります。
追ってくるのは妖。
けっこうこのシーンは何気に怖くて
何か昔の自分が小さくて
物音やら影やらが怖かった頃を思い出しました。
妖に追われながら
夏目の過去が語られますが
不遇な主人公らしい・・・
見えないものが見えるということの
孤独。
寂しさ、不安、哀しみ・・・そういう感情が伝わってきます。
そしてまずは
にゃんこ先生との出会い。
どうも力のある妖らしい。
そしてにゃんこ先生の口から語られる
夏目の祖母の話。
夏目がこういう特殊な力を持っているのは
血のせいらしい。ですが、夏目はその出自を
にゃんこ先生の口から知るのですね・・・
「おれにはにゃんこ先生がいるじゃないか」
この言葉にはツボを突かれました。
そうだね。
もう一人じゃない。
夏目はきっと一人でも生きていける。
寂しいかもしれないけれど
芯の強いものを持っている気がする。
ですがここで奇跡のような出会いがある。
あれ〜
ここまでで
第一話。結構一話一話が長いですね〜
続けて第二話は涙涙の
話でした。
ツユカミ様に名前を返す話。
夏目と妖のふれあいの話。
ツユカミ様が逝ってしまうシーンは
やっぱり泣けました。
第三話は
人間の友人を得る話。
う〜ん
一番考えましたね〜
BL的に言えば
この友人もいわゆる受け。
夏目と並ぶと百合?な感じ。
ですが
そういうよこしまな目ではなくて(爆)
少しずつ相手のことを探り合うように仲良くなる。
最後の一歩を踏み出すそのためらいと勇気
本当に話がいいんですよ〜〜
第四話
これはもう完全に
私の頭の中ではBLになってしまいました。
本当にいい話なんですが。
夏目が
妖の願いを叶えるために
やったこと、
そして妖の優しい願い。
ですが、ですが!
もう萌えたのはにゃんこ先生が
夏目を助けるシーン。
妖のために人の姿になれる浴衣を
とろうとする夏目を助けてくれる場面
そらいろさんごで書く最初の話は
きっとこの場面を埋めるものになるんだろうな〜と
思います。
はっ、そういうことならもしかすると
にゃんこ先生×夏目!
う〜〜ん
夏目が受けは変わらないんですが
名取×夏目も私の中でありなので・・・
(あ、名取は二巻に出てくるキャラクターです)
どうか一度手に取ってみてくださいね〜
絵柄は結構好みが分かれるところかと思いますが
話はとても癒される良作です!!
夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))